中国のASICメーカーのビットメイン、AIを次の柱に 中国の仮想通貨禁止受け
中国のASICチップメーカーであるビットメインは、中国での最近の仮想通貨禁止の動きを受け、代替の収益源として人工知能(AI)に目を向けている。ブルームバーグが17日に報じた。
中国の仮想通貨規制を巡っては、昨年秋にイニシャル・コイン・オファリング(ICO)を禁止し、今年1月には「取引所に類するサービス」を禁止、さらに2月には海外の仮想通貨取引所もブロックして禁止した。
ビットメインは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、モネロなど様々な仮想通貨のマイニングチップを製造し、自らもマイニングをしている。3月にモネロに対応した製品をリリースしたことで、モネロはASIC耐性を維持するためのアップグレードを行った。
ビットメイン共同設立者のウー・ジハン氏は、ブルームバーグとのインタビューの中で、「人工知能は多くの計算力を必要とするため」、ASICメーカーの代替オプションとなるのは自然なことだと述べた。